ポール・グレアムのエッセイ「如何にして熱心に働くか?」How to Work Hard まとめ

2021年6月に出たエッセイ

paulgraham.com

いい内容だったので簡単なまとめ

  • なにかすごいことを成し遂げたければ、生まれ持っての能力や技能の習熟だけでなく、ハードワークが必要だ。
  • ハードワークは単に長時間労働をするということではない。仕事の種類によるが、効率の出る限界の時間はある。自分自身に正直にならなくてはいけない。サボってもいけないし、長時間労働を自慢してもいけない。
  • 多くの問題には中心的な難しい部分と周辺の易しい部分がある。ハードワークとは、中心部の難しくて野心的な問題に取り組んで行くこと。
  • 人生において何をするかという問い自体もこういった問題の一つ。 ここでもハードワークが意味することは同じで、より難しくて野心的な問題に突き進むということ。
  • 本当に何が中心的な問題なのか自体、しばしば間違っている。一般的に問題だと思われてることと、あなたが本当に問題だと思っていることが違い、あなたの方が正しいのであれば、 何か新しいことを始めるチャンスとなる。
  • 野心的な問題というのはたいてい難しいものだが、難しさ自体を何をすべきかの指標にはしないほうがいい。他の人にとって難しい仕事でもあなたとって簡単なものが見つかれば、それに取り組んでみるべきだ。
  • あなたが何に向いているかは、生来の能力以上にどんなトピックに興味があるかに依存する。
  • 何に取り組むべきかを知る難しさは人によって違うが、映画のように自らの使命が天からのお告げのようにわかるということ少ない。
  • ある分野でハードワークするだけでなく、その結果を判断する必要がある。もしハードワークしても結果がでないなら、分野を変える必要がある。ただ、どれくらいの間取り組めばいいのか、そもそも何が良い結果なのか、自体を知ることは難しい。
  • 結局は自分が面白いと思って取り組めるかどうか。ここでも自分自身への正直さが重要になる。